高知県ならではのコンビニをつくろう!

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株式会社ローソン高知様
取締役会長 山本 武可 氏
代表取締役専務 中村 暢男 氏

株式会社ローソン高知はコンビニエンスストア・ローソンのエリアフランチャイズ会社として、高知県内のローソン全店舗を運営。親会社である株式会社サニーマート(高知県)と株式会社ローソン(東京都)にとって重要な合弁会社となります。
株式会社サニーマートは高知県を中心に香川県、愛媛県で27店舗のスーパーマーケット運営をはじめグループ企業23社で高知に根ざした「食生活」にまつわる総合事業を展開。
今回の合弁会社設立にあたって、エスネットワークスがフィナンシャルアドバイザーを務めさせていただきました。

上場企業とオーナー企業による合弁会社設立。
企業理念の一致があったからこそ成功した。

??上場企業と地域トップ企業の合弁会社設立、かつブランド移行。難しかった点はどこでしょうか?

山本会長:これまでサニーマートp08_04グループでは、高知県でローソンさんとは異なるコンビニエンスストアのエリアフランチャイズ会社を運営していました。 今回、コンビニエンスストアチェーンのブランドをローソンさんに移行するにあたっては、競合コンビニエンスストアチェーンの高知県出店のタイミングもにらみながら、ローソンさんと私たちが提携するメリットを考えつつ、合弁にあたって生じる様々な論点を短期間でタイミングよく整理し、結論をだしていくことが求められました。 だから、エスネットワークスさんだけでなく、弁護士の先生も含めたアドバイザリーチームを結成し、ご協力をお願いしました。合弁までに調整すべき論点が多く、私たちだけであったら、混乱して合弁会社の設立が遅れてしまう可能性もあったかと思います。

中村専務:また、ローソンさんは上場企業であり、国内コンビニ業界No.2の企業。 一方、私たちは高知県のオーナー企業です。 まったく異なる企業がひとつの会社をつくって、経営をしていく。 株主の責任と権限の捉え方などは当然のことながら、上場企業とオーナー企業とで考え方が食い違う部分もありました。 しかし、食い違いがあれど、うまく乗り越えることができたのは、双方の企業理念が一致していたからだと思います。

山本会長:ローソンさんの企業理念は「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします」。 そして、私たちサニーマートグループでは「正しきによりて滅ぶる店あらば、滅びても良し。 断じて滅びず。」を企業理念として掲げ、地域と密着し、本当に良いもの、安心安全な商品を提供していくことを目指しています。 言葉は違っても大事にしているものは同じ。 目指すべきコンビニとしてのあるべき姿、小売業としてのあるべき姿が一致していたからこそ、うまくスタートが切れたと思っています。

高知県ならではのコンビニをつくろう!

??今回のプロジェクトでのエスネットワークスの評価はいかがでしたでしょうか?

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山本会長:サニーマートグループでは最大の評価をしています。 私たちの理念をはじめすべてを理解したうえで、最後までローソンさんと粘り強く交渉してくれました。 一方で私たちが行き過ぎた部分があれば、私たちにきちんと指摘もしてくれたうえで、交渉を進めてくれました。 また、合弁会社設立後には合弁会社の管理体制構築も支援してくれています。 単なる知識や技能だけでこれはできないと思います。プロジェクト成功への熱意が、今回の成果を導いたと言っても過言ではないでしょうね。

中村専務:本当に今回のプロジェクトを自分のこととして担当してくれました。 利害関係者が多くいる中で、みんなの顔を立てながら事をきちんと進めていただき、こんなに親身になってくれるパートナーはいないと思います。

??今後、エスネットワークスへ期待することは?

中村専務:これからも引き続き親身なご指導をいただけたらと思っています。 計数管理は私たちだけではまだまだ心許ないので、あるべき計数管理の構築についてアドバイスいただけたら心強いです。

山本会長:5年後のコンビニ業界は、人口構成も大きく変化し、大きく業界内のプレイヤーの寡占化が進んでいると思います。 人口構成の変化はお客さまのニーズが変わっていくことを意味しています。 お客さまと向き合いながら、現在のビジネスモデルに固執せず、柔軟にビジネスモデルを変えていかなければならないと思っています。 だからこそ、今から5年後を見据えた新たな経営基盤をつくるために、エスネットワークスにアドバイスをお願いしたいと思っています。

??今後の展開を教えてください。

中村専務:私たちがローソンさんと合弁会社を設立した理由は、新しい地域のコンビニ像を模索できる余地があると感じたからです。 全国の標準的なローソンをそのまま高知県に展開するだけではなく、高知特有の慣習や文化、また今後の人口減少に伴う過疎地対策など、高知県のニーズに柔軟に変化対応できる新しいコンビニ像をつくりあげていきたいと考えています。 いま、そのフィジビリティスタディとして「LGOSSO by LAWSON」という新店舗を展開しています。 高知県の皆さんの生活を誰よりも知っている私たちだからこそ実現できるコンビニを、ローソンさんのチカラをお借りして一緒に手掛けていければと考えています。

本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。

取材協力

株式会社ローソン高知
〒780-0083
高知県高知市北御座9-11
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コンビニの新しいカタチに挑戦した「LGOSSO by LAWSON」。店舗でいちばん眺めが良く、使い勝手の良い場所に大きなイートインコーナーを併設。
ファーストフード、生鮮食料品も扱う。従来のコンビニとスーパーが合体した店舗形態が特徴。

執筆者

前川 勇慈 氏

 前川勇慈 氏