〜これからの人財育成〜強い組織創りに必要な CFOの視点

この記事は2018年5月発行のREVOLVING DOOR vol.19より転載しております。

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「働き方改革」が叫ばれて久しい昨今、企業にとっては如何に単位時間当たりの生産性を上げられるかが命題の1つとなっています。また、そもそも業種によっては慢性的な人手不足に悩まされており、生産性向上の源泉たる人をどのように採用し、中長期的に活躍する仕組みを整えることも大きな課題です。当社は実務実行支援型のコンサルティングサービスを広く展開しておりますが、そのエッセンスを人財・組織強化にも展開し、「人」に関する経営課題の解決を支援しております。今回はその支援の中で研修事業、「NEXT CFO アカデミー」の集合研修についてご紹介いたします。

 

多くの企業に不足しているC FOという機能

CFO(Chief Financial Officer)。近年市民権を得てきているものの、まだ耳慣れない方も多いことでしょう。日本語訳は「最高財務責任者」。

つまり、ヒト・モノ・カネという経営資源の中でも特に「カネ」に関する高い専門性を有する経営人財がCFOと呼ばれるポジションです。最近だとCFOのポジションを用意する企業が増えてきていると感じますが、300 ~ 400万社あると言われる企業数に対して、真の意味でCFOと呼べる人財はまだまだ足りない。優秀な管理本部長、財務部長は沢山いらっしゃいますが、その先のCFOの機能を果たし得る人財は少ない、というのが私の実感値です。

 

数字を科学し、行動すること。経営者としてのCFO が求められる理由

では、CFOに求められる機能は具体的に何か。私はCFOとは、「数字を科学し、企業価値を高めるためのアクションを起こす人」だと考えています。別の言い方をしますと、「経営者であり専門家である」、「攻めであり守りである」、「ハイブリッド人財である」等々。管理本部長や財務部長は高いレベルで数字を科学することはできていますが、更にそれらを経営者視点で考えビジネスに繋げる次元に至らない。ここへ到達できる人は少なく、それゆえCFO の機能を果たし得る人財は少ないという先述の実感値につながっています。IoTやAI に代表されるように、現代の技術は物凄いスピードで進化しており、ビジネス環境はますます不確実・不透明・複雑化しております。今までのように社長が一人でヒト・モノ・カネを総覧することは相当難しくなっており、だからこそ社長の部下としてではなく、CEOと共に経営をする存在としてのCFOやCOOなどといった経営人財が高次元で分業していくことが現代の企業経営には求められているんだと思います。

 

知識習得はゴールではない。人財育成の現場の課題と集合研修CFO’s Eye の魅力

当社は創業以来、主としてベンチャー企業、及び中堅中小企業(SMEs)に対して営業活動よりも劣後しがちであるCFO 機能を補い、企業の持続的成長を実現するための実務実行まで支援するコンサルティングサービスを展開してまいりました。そして、「そのノウハウを研修という形で還元できないか」と考え、2017年より「NEXT CFO アカデミー」と銘打ち研修事業を開始しております。その中で多くいただくご相談は、「次世代経営者・次世代リーダーの育成」。つまり管理職ではなく、経営人財の育成だと。これまでのマネージャー研修でも、企業の数字について学ぶ機会はあったと思います。営業部門であっても、製造部門であっても、管理部門であっても数字は大切、ということは皆様お感じの通りです。ただ、そこに足りていないのは行動でした。先に申しました通り、数字から何を考えどう変えていくか。アクションに結び付けることこそが重要で、研修でインプットしたことを、それぞれの立場に応じてアウトプットできなければ全く意味がないのです。「NEXT CFO アカデミー」で実施している集合研修CFO’s Eyeではその名の通り、CFO の立場で数字を分析し、どのように次の一手を打ち出すかをレクチャーさせていただいたうえで、事例を用いてディスカッションや、ワークを通じて考えていただく。それをご自身の会社やお客様に置き換えてまた考える、ということを体験していただく。受けて終わりの研修ではなく、明日のアクションプランにつながる研修として、ご活用いただいていると、受講者の方からお声をちょうだいしております。

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執筆者

NEXT CFO 編集部

 NEXT CFO編集部

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