観光IoTファンドにおけるGPaaSモデル

この記事は2017年1月発行のエスネットワークス産業調査レポート vol.5より転載しております。

CFOだけではなく、経営に携わる方であれば、常に自社の業界をはじめ、各種セクターの動向に目を向け、ビジネスの次の一手を考えられていることと思います。産業調査レポートは注目が高まるIoTやXaaSサービスを中心に各業界の動向をまとめております。

01 観光ファンドと「観光IoTファンド」の相違点

一般的な観光ファンドは、旅館やホテルなどに対する再生型投資が多い。必要であれば、ファンドから取締役を派遣し、ハンズオンで再生を行う。近年のUberの成功モデルは魅力であるが、中小企業がUberのようなマーケティングシステムを構築するのは困難である。観光IoTファンドは、再生支援先が自らIoT+PaaSシステムを開発しなくても、ファンドサイドが汎用的IoTシステムを提供し、再生を補助するコンセプトを持つ。

観光ファンドと観光IoTファンドの相違点
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02 体験や感動の「コト売り」上位戦略

地方に偏在する旅館やホテルなどの再生投資先には、地域としての集客が上位戦略としてあげられる。自治体や観光組合などの地域を総括する上位組織との連携が必須となる。地域の魅力としての付加価値のアピールは地域が担い、個別施設の付加価値付けはそれぞれの施設が負うべきである。付加価値付け戦略として、物を売る「モノ売り」と、体験や感動を売る「コト売り」の視点が必要である。

◆体験や感動「コト売り」の地域戦略スクリーンショット 2018-03-29 14.18.30

 

03 観光IoTファンドが備える汎用的機能

◆基本機能

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◆オプション機能

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04 観光IoTのGPaaSモデル

基本機能とオプション機能のフローモデルを示すと以下のようになる。

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観光IoT型GPaaSポイント

・自治体や観光協会などの上位組織と、ホテル、旅館などの個々の観光施設が、Uberモデルと同様な
  マーケティングを実施するために最低限 必要とされる一連の汎用機能を提供するビジネスモデル。
・AI搭載GPaaSは、地域と個別施設の潜在顧客データを経常的にアップデートし、集客向上の問題解決
  情報を提示する。このことは、体験 イベントの創出や、感動のおもてなしに専念できる環境を提供する。

執筆者

NEXT CFO 編集部

 NEXT CFO編集部

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