NB-IoT Native化が加速する スマート工場のグローバル化

この記事は2017年1月発行のエスネットワークス産業調査レポート vol.5より転載しております。

CFOだけではなく、経営に携わる方であれば、常に自社の業界をはじめ、各種セクターの動向に目を向け、ビジネスの次の一手を考えられていることと思います。産業調査レポートは注目が高まるIoTやXaaSサービスを中心に各業界の動向をまとめております。

01 モノづくりIoTの標準化の流れ

ドイツインダストリ4.0や米IICによってIoT標準化が進む一方、日本においてIVI(Industrial Value Chain Initiative)のような独自の動きがある。IVIの活動コンセプトのひとつである“つながる工場”は、製造業の連携モデルの標準化を目標としている。また、このような日本独自の活動の理由は、“IoTが、生産ラインとデバイスレベルでの同期性を内包している”ためであろう。

▶️IVIの活動コンセプト

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02 生産ラインとデバイスレベルで進むIoT Native化

工場内にてあらゆる種類のデバイスがIoTで自律的につながれるためには、MQTTのような通信プロトコールの標準化と同様に、無線通信スキーマの確立が重要である。 工場内IoTの無線通信は、デバイス―デバイス間、デバイス―生産ラインPLC間、生産ラインPLC―Gateway間において実現される必要がある。現状の有線通信モジュールの無線化には、消費電力の課題をクリアする必要がある。

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03 IoTデバイスのダイレクトコネクションの問題

電波法免許が不要にて使用できる周波数帯域は一般的にはデメリットが比較的少ない920MHz帯が用いられている。IoTデバイスが“小電力無線通信モジュール”になるためには、通信データの大きさと粒度に合わせた実装法の選択が必然となる。その時、NB-IoT(Narrow Band)に着目する。

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04 NB-IoTの優位性

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05 NB-IoT Native GPaaSモデル

工場内小電力デバイスと生産ラインを統合したマス通信によるNB-IoT型無線網を標準装備させた無線システムとして、 NB-IoT Native GPaaSモデルを提唱する。

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スマート工場GPaaSポイント

◆工場内NB-IoT化は、各種IoTデバイスのセル結合を実現し、モノとモノとがつながる真のIoTグローバル
 標準となりうる。
◆スマート工場GPaaSは、各種ラインのサイバーフィジカルな組織再編環境を提供するビジネスモデルで
 ある。

執筆者

NEXT CFO 編集部

 NEXT CFO編集部

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