AI×BI型の広域観光圏 プロモーションモデル

この記事は2016年10月発行のエスネットワークス産業調査レポート vol.4より転載しております。

CFOだけではなく、経営に携わる方であれば、常に自社の業界をはじめ、各種セクターの動向に目を向け、ビジネスの次の一手を考えられていることと思います。産業調査レポートは注目が高まるIoTやXaaSサービスを中心に各業界の動向をまとめております。

 

01 観光ビジョン実現プログラム2016

観光庁が主導する観光ビジョン実現プログラムは、世界が訪れたくなる日本を目指して、観光資源の魅力を高める実現に向けたアクションプランである。文化財· 景勝地・国立公園のブランド化から宿泊施設の整備や訪日プロモーションまでの総合的な施策の中で、広域観光周遊ルート 形成促進事業は、具体的なllルートを策定し、地域が推進する取り組みをパッケージで支援し海外に発信する取り組みである。

◆広域観光周遊ルート

アセット 7

 

02 ジオフェンスによる”広域観光圏”プロモーション

各地域毎の施策に共通する取り組みのポイントは「Web,SNSを 用いた情報発信とプロモーション強化」である。近くに位置する観光 施設などと連携した「観光圏」と「統合Web」を通じて、ICT技術を 用いた情報発信、プロモーションの必要性を訴えている。具体的な ICT施策として、ポイント型ジオフェンスと面型ジオフェンスを組み合わせたプッシュ型MAの適用は、各地域汎用のloT+PaaSモデルとして有用であろう。p10_3

 

◆観光圏をポイント型・面型ジオフェンスで囲む施策(右図)

アセット 4

 

 

03 システムの汎用化ポイント

1️⃣地域汎用性最小限の汎用機能 と拡張機能追加への柔軟性があること
2️⃣運用目的を達成する必要最小限の機能付与オーバースペックにならないこと
3️⃣既往システムとのデータ連携独立システムの乱立を防ぐこと
4️⃣潜在顧客をリード化 リ ード顧客を育成し、動向を把握できること

◆潜在顧客のリード化

顧客データ①静的嗜好性データ(POSデータ、自社収集Webログ、第3者Webログ)
②動的デ ータ(第3者SIMログによる移動情報)
観光施設データ 温泉、料理、歴史、イベントなどの特徴  

◆リード顧客のナーチャリングストーリー

汎用的システムは、リ ード顧客の育成(ナーチャリング)を行うWebツールが必要
《必要機能》
①アクセスログからの嗜好性分析 ②プロジェクト顧客毎のマネジメント
③ランディング情報のパーソナラ イズ ④データの抽出 ⑤プッシュ型プロモーションマネジメント

 

04 問題解決情報に導く第3のデータ

インプットデ ータを見える化するBlツールは、観光施設経営者に対して 「どうすれば集客が増えるのか?」は示さない。ディ ープラ ーニングを活用 するためには、相関関係が予測できる統計デ ータを仮説として与えることが必要とされる。

従来型BI  データ分析が 「見える化」されるも、マーケティング実行に移れない 
未来型BI  第3のデ ータ×Al×BIが、具体的マーケティングプランを提示してくれる

クローリングデ ータ(Web検索エンジンによって収集された全てのWebベ ースリソースなど)とオープンデ ータ(政府統計、気象デ ータ、地域データ、イベントなど)を組み合わせた様々なデ ータとのパターン分析から特徴デ ータを発見し、問題解決情報として提案する機能である。

 

05 広域観光圏に汎用的なAI×BI型プッシュ型MAモデル

広域観光圏プロモーションを実現するためのシステムとして、汎用化モデルを提起する。

アセット 5

執筆者

NEXT CFO 編集部

 NEXT CFO編集部

経営者・管理職にCFOの役割を広めたい!CFOが活躍する社会をつくることで、日本経済を活発にしたい!そんな想いでNEXT CFOのメディアを運営しています。