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組織再編と経営管理体制の再構築 コンサルティング事例【九州ジージーシー株式会社様】

株式会社エスネットワークスのコンサルティング事例をご紹介します。

エスネットワークスではコンサルタントが常駐して、 会計や財務の実務支援を行い、さらに経営者支援から経営者そのものを輩出しています。

今回は、2016年3月に世界最大のプライベート・エクイティ・ファンド(以下:PEファンド)との 戦略的業務資本提携を機に、
組織再編と経営管理体制の再構築を支援させていただいたお客さまを ご紹介させていただきます。担当コンサルタントが率直なご意見をお伺いしました。

※この記事は2017年1月発行のREVOLVING DOOR vol.14より転載しております。

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九州ジージーシー株式会社
取締役副社長COO 原 俊之 氏
執行役員 コーポレート本部長 加藤 裕一 氏

今回、ご協力いただいたのは九州ジージーシー株式会社 取締役副社長COOの原俊之氏と 執行役員コーポレート本部長の加藤裕一氏です。

同社は日本の名水を利用した、もやしの水耕栽培と野菜加工のメーカー。
同社のもやしブランド「名水美人」は日本一の売上を誇り、九州や中国・四国ではシェア率約60%と、 西日本マーケットシェアNo.1の企業です。

2016年の春にPEファンドとの戦略的業務資本提携を行い、組織や経営管理体制を再構築。
さらなる国内シェアの拡大と海外展開を視野に、現在、大分・日田にミックス野菜の新工場を建設中です。

それでは、組織再編と管理体制再構築の支援に取り組んだ担当の経営支援第1事業本部の小嶋 晃弘がインタビューします。

 

独自の“もやし”「名水美人」

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Q.圧倒的なシェアを誇る「名水美人」。お客様に支持される強みとはなんでしょう?

原副社長:まず、当社の特長からお話をしたいと思います。
当社のもやし「名水美人」が日本一の売上を誇る理由は、育成方法にあります。

日本の名水と言われる湧き水や地下水をふんだんに使い、時間をかけて栽培することで、
太くてシャキシャキとした食感とミネラルやビタミンを豊富に含んだもやしが出来上がります。
この品質がお客さまから支持され、値段が高くてもお買い求めいただける商品となっています。

また、水耕栽培のため、農薬や肥料は不使用。天候にも左右されず、
安心安全な商品を安定して供給できるという特性があります。
さらに加工工程で出た豆の殻や根、不良品などは工場で乾燥させて、近隣の牧場へ牛の餌として供給。
つまりゴミがほとんど出ない循環型農業を実現しています。

 

組織再編と経営システムの再構築

加藤執行役員:もやしは生鮮食品のため在庫はゼロです。
在庫といえば、原料の豆と包装材くらい。また、商品力のおかげで売上は常に安定しています。
故に、当社の財務経理はわずか2名でまわすことができていました。

しかし、今回のPEファンドとの提携で、経営管理体制の再構築が急務となり、プロである小嶋さんにご協力いただくことになりました。
1カ月かかっていた月次決算業務は10日間に短縮されました。

また、連結決算の導入や原価計算、予算算定、システム導入など次々と再構築していただき、通常6カ月はかかる内容をわずか3カ月で実現していただきました。
その後も新工場建設の計画策定まで支援していただきました。

Q.わずか3カ月で実現できたのは御社の皆さまのおかげだと思っています。

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加藤執行役員:正直を言えば、本当にできるのかと思うほどの業務量で、
それまで何も問題なく回っていた体制を、なぜ再構築しなければいけないのかという社員たちの戸惑いもありました。

プロジェクトを進めていく過程で、理想と現実の折り合いをどうつけていくのか?
小嶋さんとはよく意見をぶつけ合いました。
お互いに腹を割って話し合えたからこそ、納得して新しい組織や管理体制を構築することができたと思っています。

原副社長:一連の取組みの中で最も大きな成果は、社内コミュニケーション力が高まったことです。
それまではなかった会議が自主的に実施されたり、工場の管理職がPLの勉強を始めたりと、
社員1人ひとりが自主的に動き、考え、有機的に連携する組織へと変わりました。

まだまだ過渡期ではありますが、小嶋さんのおかげで次のステージを計画できる組織体ができました。
これから策定していく中期経営計画には、社員たちの夢も盛り込んでいければと考えています。

 

日本一のメーカーへ、そして海外へ

Q.今後の成長戦略を教えてください。

原副社長:今後は単身や2人暮らしの世帯が増えていきますので、そのニーズに応えるべく、簡便性の高いミックス野菜に注力していきます。
現在、来春稼働に向けて、大分の日田工場に隣接した敷地2,000坪に建坪1,000坪のミックス野菜専用工場を建設しています。

これによってミックス野菜の1日の生産能力は10,000パックから68,000パックへと飛躍的に向上します。
また、これまで培ってきた製造技術や信用力、取引先をベースに積極的な海外展開も考えていきます。

現在は西日本一のメーカーですが、今後はミックス野菜を含めて、日本一のもやし・加工野菜メーカーを目指し、世界へ進出していく予定です。

Q.今後、我々に期待することは?

加藤執行役員:小嶋さんには現場に常駐していただき、社員の指導・育成も含めて現場をリードしていただきました。
先日も5時間かけて社内勉強会を実施してくれたように、今後も指導・育成でご協力いただけたらと思っています。

原副社長:小嶋さんは当社の次の一歩となる階段を築いてくれました。ぜひ3年後、改めて当社をご覧いただき、成長にご尽力いただければ幸いです。

本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。

 

九州ジージーシー株式会社

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【本社】
〒878-0034 大分県竹田市大字門田241番地
TEL:0974-63-0571(代)
URL:http://www.ggc.co.jp/

社名のGGCは創業理念である“グローバル・グリーン・コーポレーション”の略。
「もやしを中心とする、高品質かつ安全な工場生産野菜を世界の食卓にお届けする」 という思いが込められている。

写真は岡山工場。同社が保有する3工場(大分県・竹田と日田、岡山県・矢掛)は いずれも日本の名水百選の地にあり、
湧水や地下水をふんだんに使って「名水美人」が生産されている。
徹底した衛生管理・品質管理とオートーメーション化を図る生産ライン。

執筆者

NEXT CFO 編集部

 NEXT CFO編集部

経営者・管理職にCFOの役割を広めたい!CFOが活躍する社会をつくることで、日本経済を活発にしたい!そんな想いでNEXT CFOのメディアを運営しています。

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