ベトナムでの会計や財務の支援事例のご紹介【黒田電気株式会社様】

この記事は2016年9月発行のREVOLVING DOOR vol.13より転載しております。

エスネットワークスではコンサルタントが常駐して、会計や財務の実務支援を行い、さらに経営者支援から経営者そのものを輩出していますが、このサービスモデルは国内に限らず、海外でも同様にご提供させていただいております。

今回、ご紹介するのはベトナムです。ベトナム人コンサルタントによる常駐支援をさせていただいている日本法人のお客さまへ、率直なご意見をいただきにお伺いしました。

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今回、ご協力いただいたのは黒田電気株式会社 経営企画室担当課長の阿部新一氏です。

同社は電気電子部品・液晶・自動車部品の専門商社ですが、積極的なM&Aによって海外メーカーを子会社化し、製販一体の体制を構築。“ものづくりができる商社”として国内を始め、世界中の顧客から高い評価を獲得しています。

今回は、同社が2011年に子会社化した韓国企業のベトナム製造拠点「ボラムテック・ベトナム」に、エスネットワークスベトナムのベトナム人コンサルタントが常駐し、月次・四半期決算サポートや在庫と原価の見える化、システム導入などで支援をさせていただいています。

それでは担当のエスネットワークスベトナム 樋崎康彰がインタビューします。

 

日本語も会計もわかる強力な現地サポーター

Q.弊社のベトナム人コンサルタントを常駐させていただいたのが2013年10月のことでした。当時の状況をお聞かせください。

p08-09_03阿部課長:当時、ベトナム製造拠点のボラムテック・ベトナムでは、製造現場で管理している品番と会計上で管理している品番がミスマッチを起こしており、在庫や製造原価の正確な把握ができないという問題を抱えていました。

そこで、ベトナム人の会計管理職を別の企業から派遣で入っていただいていたのですが、状況を変えることはできませんでした。

ネックは言葉です。派遣で来ていただいた方は、英語はできるのですが日本語が話せない。そのため、日本側からの要望の細かなニュアンスが伝わりませんでした。

そこで、エスネットワークスさんへ相談させていただいたところ、日本語が話せて、会計もできる、尚且つ、私たちのやり方も理解し、現場のベトナム人スタッフにもその方法を浸透してくれるベトナム人コンサルタントのコアさんを送り込んでいただきました。その折は本当に助かりました。

 

Q.具体的にはどのようにお役に立つことができましたか?

p08-09_04阿部課長:コアさんは在庫管理を見直すため、通訳として生産現場まで入って、品番データやサイクルタイムの取得なども行い、通訳として在庫管理システムや見積システムの開発にも貢献してくれました。

おかげで正確な在庫と原価が把握できたため、これまでの見積の見直しや顧客との価格交渉にもつながりました。また、会計月次締めの早期化も非常に大きかったです。

それまで1カ月半かかっていたものを日本に合わせ10日以内に実現してくれました。ベトナムの商習慣とは大きく異なる要望でしたが、コアさんは現地の会計スタッフを説得してくれ、日本の監査法人の細かな要求にも対応してくれるような会計チームをつくりあげてくれました。

その結果として、ボラムテック・ベトナムは14年から業績が改善していきました。

昨年は年一度の黒田電気グループの表彰制度でボラムテック・ベトナムが受賞しました。ワールドワイドで30社あるグループ企業から選ばれたのですから、黒田電気に非常に大きなインパクトを与えたと実感しています。

会計以外もわかる点に、付加価値を感じる

Q.今後、我々に期待することは?

阿部課長:会計等の実務はもちろんのこと、日本人や日本企業が求めている管理方法がわかるコアさんに付加価値を感じました。現在も継続して会計業務全般の管理やレポート作成、システム開発のサポート、税務のアドバイザリー業務など様々な支援を行っていただいていますので、今後とも末長いおつきあいをお願いしたいと思います。

一方で、私が描いている理想の管理体制にはまだまだ及んでいないため、今年は完全なる日本式の管理体制を導入し、抜本的な改革を施す年にしたいと思います。日本の大手企業が当たり前にできているように、日本から我々の会計駐在員を置いて、コアさんが抜けても機能するような体制づくりのお手伝いをしていただきたいと期待しています。

 

Q.今後の御社の成長戦略を教えてください。
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阿部課長:経営企画室としてお話をさせていただくと、弊社は2011年から海外メーカーとのM&Aを積極的に推進し、これまでインドネシア、ベトナム、中国、タイ、メキシコ、インドのメーカーを子会社化してきました。

これからも投資対象先をワールドワイドで開拓していく予定です。グローバルサプライヤーとして、“環境変化に合わせた問題解決をお客さまとともに実現できる”弊社ならではの強みをさらに強化していきたいと考えております。


本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。

 

黒田電気株式会社

【本社】
〒140-0013 東京都品川区南大井5-17-9
TEL:03-5764-5500(代)
URL:https://www.kuroda-electric.co.jp
【ボラムテック ベトナム】
No.4-17A St., Bien Hoa Industrial Zone II
Dong Nai Province
TEL:+84 613 836 565

アルミ・亜鉛ダイキャスト、切削加工、組立、金型製作を手がけるボラムテック・ベトナム社。
ホンダやスズキなど日本の大手二輪及び自動車メーカー、家電メーカーをはじめ、海外メーカーへ各種部品を製造・供給している。

執筆者

NEXT CFO 編集部

 NEXT CFO編集部

経営者・管理職にCFOの役割を広めたい!CFOが活躍する社会をつくることで、日本経済を活発にしたい!そんな想いでNEXT CFOのメディアを運営しています。

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