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【経営者必読】CFOに必要なスキルと10年先を見越した次世代の育成

CFOに必要なスキルとは

優秀なCFOを育成していくためには、長期的な視点を持つべきです。

CFOは財務や経理のスペシャリストの能力だけでなく、COOやCEOと同じく会社の経営全体を見渡す力が求められます。
そのために、幹部候補生に対し、必要な能力・スキルを理解させた上で、
横展開でジョブローテーションを経験させることが必要です。

ここではCFOに必要なスキルと将来活躍できるCFOを育てるために、CFOに求められる経験についてお話していきます。

 

 

経理と財務の決定的な違いとは?

例えば、CFOへのキャリアパスとしてイメージしやすい経理と財務。
ただ、それぞれの機能では求められることが大きく異なります。

「経理」は間違えないこと、正確性が求められる一方で、「財務」には属人的な部分が多く、関与することとなる外部のパートナーとのリレーションの持ち方が重要となります。
CFOとして成長していくには、
仕組化し正しく進めていく能力と、柔軟なコミュニケーション能力を磨く必要があり、そのような適性の違う職務を経験していく必要があります。

つまり、例えば財務に配属されそこで経験を積み、財務部長になったからといって、その延長線上でCFOになれるものではありません。
与えられた役割の中だけプロフェッショナルを目指して、リーダーシップを学んだだけではCFOにはなれないということです。

例えばですが、CFOになるためには、財務、経理、経営企画に各3年程、さらにフロント部門に積極的に関わり経営視点をもって事業を動かしていくマインドであったり、
マネジメントやリーダーシップなどの能力を身に付ける必要もありますので、少なくともトータルで10年以上の時間がかかります。

それを見越して、長期的な視点を持ち、CFOに必要な能力・スキルの全体像を見せながら次世代を育成していかなければなりません。

 

 

日本でCFOが育たない理由

日本でCFOが育たない理由

日本でCFOが育っていかない原因は、「役割・知識・スキル・スタンスの要求レベルが高い割には、
効率良く経験できる教育の場がない」ことにあります。

現在の日本では、CFOになりたいと思っても学べる場がありません。

企業に入り、財務、経理の経験を積むことができたとしても、会社全体を見たファイナンスを学ぶ機会はそう多くありません。
さらに、大企業に入った財務担当や経理担当は転職せず、マーケットに出ていかない傾向にあります。

また、CFOに必要な能力の一例として、
「ステークホルダーに対する合理的かつ誠実なコミュニケーションスキル」があります。

CFOは財務・経理のプロフェッショナルであるだけでなく、
経営全体を見渡し、ヒト・モノ・カネを調達するポジションにあります。
その調達元のステークホルダーとコミュニケーションを図り、信頼関係を作っていくのもCFOの重要な役割です。

利益が相反するケースが多い中、CFOは投資家・金融機関に両者に対し、納得性のある説明が求められ、決してどちらかだけに利益がある話をしてはなりません。そのような実務が経験できる教育の場が日本には少ないのです。

 

 

CFOに求められるリーダーシップと今後の課題

プレゼンテーション,CFO

CFOを育てていく上で、CFOに求められるリーダーシップを理解することも重要です。

ヒト・モノ・カネを調達するにあたり、それぞれの専門分野に長ける人材を集め、彼らをまとめていく力が必要になります。

その前提として、指導する本人がそれらの情報・知識を習得していることが必須。
そして、彼らのプロフェッショナリズムを進化させていきながら、必要なキャリアを横展開で経験させる必要があります。

そのような教育の視点を持った上でのリーダーシップがCFOには求められます。

そもそもCFOの認知度はまだまだ高くはなく、
私の実感値としては「言葉は知っているけど管理本部長をCFOと呼ぶこともある?」程度の認識の方が多いと感じています。
また、運が良ければ銀行や証券会社などの業界に進み、
そこでの業務で憧れるようなCFOに出合ってはじめてCFOに関心を持つ、というような現状かと思っています。

CFOは経営者の一人としてそれなりのフィーをもらう立場でなければならなりませんし、
あまり表に出て来ない印象が強いです。

ただ、企業の持続的成長の実現にはどんな規模、どんな成長ステージの企業にも必ず必要となる機能ですので、
今後はもっとクローズアップし、CFOをメジャーな存在にしていくことも次世代育成における課題です。

 

 

まとめ

CFO,プレゼンテーション

CFOは求められる知識・スキルなどの要求水準はかなり高く、育成にも時間がかかります。
その背景には「お金から事業を説明するイメージが日本にはあまり浸透していない」という日本の構造も影響しています。

数字から企業の戦略を立てる重要な役割を担っているCFO。
10年先を見越して次世代のCFOを育成していくためには、まず彼ら自身にその自覚を持ってもらわなければなりません。

そして、企業の要となるCFOが身につけるべき能力や日本にその教育の場が不足していることを、
経営陣や新しい世代に伝えていく必要があるのです。

長期的な視点を持ち、早期に教育の場を作っていくことが求められています。

 

 

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執筆者

NEXT CFO 編集部

 NEXT CFO編集部

経営者・管理職にCFOの役割を広めたい!CFOが活躍する社会をつくることで、日本経済を活発にしたい!そんな想いでNEXT CFOのメディアを運営しています。